2005年11月07日

11/7のELMa:新「下妻物語」2

anna.jpg

前略。

「抜けさせて貰うよ、こんな仲良しクラブ。
 こっちから願い下げさ。人は最期は一人なんだよ。

 徹夜で語り合って、手を絡いで抱き合って眠っても、
 違う夢を見るんだよ。だからこそ、人は人に影響を受けたり、
 人を大切に思ったり、その人間の生き様を尊重出来るじゃねーのか。

 ―こいつはよ、あたいが一番辛い時、傍にずっと一緒にいてくれた。
 でもこいつはあたいに、優しい言葉を何一つ掛けてこなかった。

 あんたらなら、適当な言葉を掛けてくるだろ―な。

 でもその言葉はあたいのことを想って掛けているんじゃない。
 そこには、自分はお前を心配してるんだ、
 味方なんだよということを主張して、
 だから私のことも見捨てないでくれよっていう
 損得勘定しかね―んだよ。

 損得勘定がしたいなら、
 真面目に学校で数学のお勉強でもしていなよ。
 大学行って、経済学でも専攻しなよ。
 
 ―知っているんだよ、こいつは。
 どんなに頑張っても、人は人の悲しみや苦しみのすべてを
 共有出来ないってことを。
 
 その全てを肩代わりするなんて出来ないってことをよ」

 後略。

 (小説「下妻物語」より)

 kyoさん、あなたもまちがいなく、
 ELMaです。

 そばにあなたを想う、
 無力なELMが、います。

 いる、という事だけに、すがって、もらえませんか?
posted by ELM at 21:36 | Comment(0) | TrackBack(0) | site9:ELMa | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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