飯田橋佳作座には何度も通ったのに、
神楽坂を登った事はないように思う。
思うに、ゆとりのない青春だったのかも、
知れない。
この本を読んで「拝啓、父上様」の放映が
はじまる前に、偶然、約束の仕事前、
時間つぶしにこの坂を歩いた事を思い出した。
四通八達と言うわけではないが、
道は入り組んで、迷路ではないが
突然現れる公園に驚き、行き止まりに戸惑い。
ああ、あの道を右に曲がっていれば、
この本の舞台の「和可菜」にたどりついたのに、
と嘆息し、しかし縁なき事も縁と受け入れる。
昔、映画が栄華であった時代が、あった。
そこに人物がいて、人物が支えた。
2007年11月21日
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