2007年08月08日

07.08.08のBOOK ON:「兵士」になれなかった三島由紀夫

そう、三島由紀夫が命を賭すのは、
既定だった。

死ぬ前から、ELMはそう思っていた。


だから、午後に登校したFが事変を、
そう事件というより心に残る事変、
を伝えても、驚きは覚えなかった。

まだ若かったから、
表向き、冷たくやり過ごした。

それが、今頃、迫ってくる。


それより以前、写真集の一葉を見て、
傀儡(くぐつ)と直観的に思った事を
思い出す。


本身を構え? 立て膝でポーズを取り
迫ってくる上半身のオーラに比べ、
下半身が如何にも貧弱に見えた。

その事を思い出す。


二・二六事件の中隊長が、
三島の懸垂写真を見て著者に送ってきた
「(下半身が)本物じゃあ、ない」の言葉が強く残る。

もしかしたら、三島を理解する年齢に
近づいて来たのかも知れない。


書いて良いものか?

当時、三島は股間に雑巾を入れている、
という風評があった。

この作り話をした奴の品性が嫌だった。
この作り話を信じさせる部分のある三島が、
嫌だった。


兵士にはなれなかったが、
武士(もののふ)として
兵士たちを魅了した三島を知り、
安堵しているELMが、ここにいる。

でも、三島はアーミー、ではなかった。


2007年8月8日、水曜日。21時10分。了。
posted by ELM at 21:11 | ☀ | Comment(0) | TrackBack(0) | site2:BOOK ON | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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