2007年05月24日

07.05.24のMOVIE TRAP:続・スパイダーマン3

「スパイダーマン」シリーズが良いと思うのは、
究極のマイナー志向があるからだと思う。

昔だったら、到底スターにはなれないような
ご面相の俳優がぞろッと出演している。

トビー・マグワイアがそうですね。
でも、監督のサム・ライミは、
キャスティングを譲らなかった、そうです。


男性の観客は、彼のキャラにイライラしながら、
そこに自分を見てしまう。

イジイジ、ウジウジ、イライラ、時々ハツラツ。

女性の観客は、キルスティン・ダンストに、
何でこの娘がヒロインなの、って思いながら
ピーターの本当の価値がわかるのは、
私だけ、という自負に心が高揚する。

断念と希望の交差と絶望と救剤の錯綜が、
このシリーズのキモ、だと思う。

「あのキスは私たちだけのもの」
なんてセリフ、男なのに
ELMは泣けた。



それにしても、ジェームズ・フランコの
歯の汚さは何とかならなかったのか?

(あれは、彼の火傷顔同様、ねらい、ですね、多分。 
 あれだけお金持ちなら、整形は簡単ですから)



観ていない人には、
何ともわからないだろうけど、
サム・ライミの虐げられた者、
それでいて思い上がる者、
裏切られる者、やっとこさ立ち直る者への
共感と反発が等価にあって、このシリーズは好きです。

雌伏(とことん低く屈せざるを得ない者)こそが、
雄飛(どこまでも高く舞い上がって行く者)の
対語である事が、良くわかる映画ですよ。


スパイダーマンの飛翔昂揚感のキモは、
そこにあるのです。


ちなみに、雌伏と雄飛は、
ジェンダーだと思います。
posted by ELM at 21:21 | ☀ | Comment(0) | TrackBack(0) | site1:MOVIE TRAP | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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