2007年05月17日

07.05.17のBOOK ON:山崎努の「私の読書日記」

「週刊文春」の「私の読書日記」は、
五人の著名人が交代で書評を担当しています。

それぞれに良いのですが、
ELMは山崎努の回が一番好きです。

演技者として、いかに優れた
読解力の持ち主かが、
よくわかります。

顔のいかつさに似合わず、
演技がしなやかなので、
好きな役者さんの、ひとりです。

これは先週号ですが、
吉田十駕の「こぼれ放哉」を
取り上げて、こう書き出します。


演技する上で大切なのは、
危なっかしくやることである。

失敗を覚悟で、
どうなってしまうか
わからないところへ
自分を追い込んでいく。
それが大事。

失敗は正直怖いが、
そのリスクを背負わない
安全運転的演技など
なんの価値もない。

危険を避けるのではなく
安全を避けなければならない。

実を言うと、
演技には失敗も成功もない。

失敗だって成立する。

問題は、
どんなことにこだわり、
どれだけ自分を投げ出せたか、
ということなのだ。


他の人は知らないが、
今年、これほど震えた言葉を、
ELMは知らない。

どんな業界にいようとも、
自分の足下を掘っていけば、
たどりつく地下水系は、
たぶん、同じなのです。


昔、新横浜駅前ですれちがった時、
黙礼をしたら、黙礼が返って来た事を、
急に思い出しました。

posted by ELM at 20:55 | ☔ | Comment(0) | TrackBack(1) | site2:BOOK ON | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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