2007年05月08日

07.05.08のBOOK ON:最悪の戦場に奇蹟はなかった

the-worst-war-front.jpg

「このゴロツキ部隊は・・・
 敵国地では老若男女の容赦なく、
 少しでもおかしい奴と思えば、
 日本的武士道の処置としてバッサリ、
 チョンぎってしまうのだ」

そう読んで、しばらく買うのを躊躇って
いたのですが買って、ようやく読み終わりました。

全編に漂うユーモアがたまりません。
生来のものでしょうか?
そこはかとなく、面白いのです。

酷い話はさらっと描かれます。
さらっと描かないと神経が持たない。
そんな気がします。

作者の、凄く細やかな神経を感じます。

人を殺した(殺さなければ生きられなかった)
人の豪快と繊細を感じます。

思えば戦記物は、読まないジャンルでした。

最悪のガタルカナルと最低のインパールを
転戦した兵士がいたとは、知りませんでした。

「兵隊やくざ」のように読むのは
いけないのですが、11対300の決闘に、
すべてが表れているように思います。

11人が300人の英兵を駆逐するのです。

戦争は嫌だと思いながら、
溜飲が下がります。

11人は、かつて敵兵から奪った
2丁の自動小銃で、
生き残るのです。

泣けます。
笑えます。

武器さえ最新式なら、
日本軍は勝利したのです。

もちろん、それが今の日本に良かったか
どうかは別問題です。


殺された命と殺した命は、
等価ではないのです、永久に。


posted by ELM at 21:06 | 🌁 | Comment(0) | TrackBack(0) | site2:BOOK ON | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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