2007年04月18日

07.04.18のMOVIE TRAP1:狩人と犬、最後の旅

the-hunter-and-the-dog.jpg

実は、観終わって、何度も魂に
映像の甦る作品は、少ないのです。

特急が通過する駅のような映画が、
結構多いのです。

この映画は、違います。
妙に気持ちよく後を惹くのです。

波瀾万丈のストーリーも、
虚仮威しのCGも、ありません。

罠を仕掛けて狩りをするハンターと、
新しくやって来た、最初はダメな犬の
物語です。

結氷不十分な湖に陥没したものの、
遠ざかる犬ぞりに連なるダメ犬の機転で
助けられるエピソード。

通らなければ良いものを、
転倒をくり返すような雪の谷を、
つい若い頃の自分のように過信して、
酷い目に遭うエピソード。

声高に訴える訳ではないけれど、
自然と折り合い、自然を守り、
自然に帰っていく主人公の姿が、
いつまで経っても不思議な余韻と共に
甦ります。


不思議な映画です。

古い友人のハンターも
奥さんも良いのです。

ひっそりと生まれて、
ひっそりと生きて、
ひっそりと去っていく、
いさぎよさ?

そんな言葉も虚しい、です。

キャメラは、
俯瞰からズームアップして
雪原を走る犬ぞりをとらえる
ファーストシーンからはじまり、
湖を行くカヌーからズームダウンして、
緑の山並みを切り取るラストシーンで
終わります。


この映画は、傑作です。
ELMには傑作です。


この映画の事を調べるのは、
これからですが、調べないかも知れませんが、
とても素直になれる映画、でした。

生老病死は、自然、なのです。
あるがままに受け入れる、
森田療法のような映画です。

(最後に変な教養が・・・ごめん)



posted by ELM at 21:07 | ☔ | Comment(0) | TrackBack(0) | site1:MOVIE TRAP | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

この記事へのトラックバックURL
http://blog.seesaa.jp/tb/39280290

この記事へのトラックバック
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。