2007年04月12日

07.04.12のBOOK ON:一少年の観た<聖戦>

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昭和史をたどってきて、
ようやくこの本に着地した。
(すぐ離陸すると思うが)

小林信彦は、基本的には好きなのに、
なぜ気がつかなかったのだろう。

「冬の神話」「パパは神様じゃない」に
えらく感動した記憶があるのに。

この時代、この時期を
小説にはできないという気分が、
ELMにはよくわかる。


「日本的な村ぎらい、左右を問わず
 徒党がきらいになったのは、
 この時の経験からである」

その前には、こうある。

「それは被害者意識だけでなく、
(いざとなったら自分だって何を
 するかわからない)という
 認識である」

疎開体験を通じて、小林信彦はそう書くが、
自分さえも、自分だから、自分だって、
自分こそ、自分なのに、信じられない、という
断念の深さが、心を魅く。
 

でも、もう一冊待っている。
おぞましい程に、日中戦争の現場を描いた本が。

明日、買うだろう。
もう、立ち読みはできない。

私たちは、今なお、真実を、知らない。

このまま、時代を進めて良いのか?
posted by ELM at 21:05 | ☔ | Comment(0) | TrackBack(0) | site2:BOOK ON | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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